2012年7月19日木曜日

うみねこ畑・収穫+登米野菜の放射線測定結果+【第73弾】大槌町

【女川・うみねこ畑プロジェクト】
ついに収穫です! 栗山さんから畑の写真とメッセージが届きました。
“いつもお世話になっております。
とうとう、うみねこ園の畑のナスが収穫となりました!
利用者の皆さんに配ることが出来るほど、たくさん収穫でき、とても嬉しいです。
今度は枝豆が楽しみです。

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【放射線濃度測定結果】
宮城のうまい奥の細道様の測定結果が出ました。今回は全6品目(登米市の野菜と大崎市の卵)。いずれも過去の結果と同様、全て検出限界値未満となっております。(全Cs放射能濃度の平均値 4.05g/kg)
検査結果は、こちらのウェブアルバムでご確認下さい。


      

測定は、仙台の小さき花市民の測定室様に、ご協力頂いております。使用機器は、応用光研工業FNF-401。ヨウ素131、セシウム134/137等それぞれの濃度を測定でき、1000秒で10Bg/kg、4000秒で5Bq/Kgの検出限界をメーカーが保証しています。


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【第73弾】大槌町
報告遅くなり、申し訳御座いません。お届けは、先月の29日に完了しております。
集落代表のトゥーリアさんから、大槌町の近況についてお伺いしましたので、要約致します。

“先日は、皆さんのためにお野菜を有難う御座いました。配布の際には、一人一人にゆっくりお話を聞いてきました。家がある方々は、義捐金は一切こない、収入は前にように得られない、それでも税金も払えと言うのかと、涙ながらに話してくれました。

特に子供がいる家庭は、大変です。仮設の方々は、学費も給食代も2年間免除されますが、家がある人には適用されません。幼稚園、高校はお弁当もあり、かなり工夫して節約しても生活費が足りないのです。元々共働き家庭も多く、津波で仕事をなくしたお母さん方が多いので、かなり厳しい状態です。

また買い物に行っても、必要最低限しか購入できないので、お店の方に嫌な目で見られます。その一方、仮設のお母さん方には、「いいよね。家がある人は何でも買えて…」と陰口を言われます。そのため、家があるお母さん達は、他のお客さんいる時間帯を避けてお店に行きます。

町がこんな状態では、悲しいを通り越して、考えることすら嫌になります。でも、震災からこんなに時間がたってもお野菜を届けて下さる方々がいらっしゃることに、強く励まされます。本当に有難う御座いました。
領収書や出荷写真はこちらをご覧下さい。(提供:十字屋(JSHOP)様)

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家が残っている人、流された人。月日と共に溝が深まっている印象です。残念ながら、こればかりは、外側の人間にはどうすることも出来ません。復旧・復興に向け、また、子供たちの将来を考え、町民の皆さんには、立場を越えて歩み寄って頂くよう強く願います。とても難しい事だとは思いますが…。
本日も最後まで読んで頂き、有難う御座いました。

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000【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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