2012年1月13日金曜日

【第39弾・女川】お届けと広がる支援の輪

ご無沙汰しております。毎日、あいも変わらず、支援のあり方について、あれやこれやと(まあ、下手な考え休みに至りですが)考えております。モヤモヤした時に想い起こされるのは、皆様から寄せられるお言葉。本日は、当計画のプランター隊の中でも一、二を争う現場派、梶谷さんの言葉をご紹介しましょう。
     「一を知って、十を語るな!って思うんですよ…」
……ああ、ちょっとこれは耳が痛い。自分も気をつけなければいけません。同じ町でも、地区によって、同じ地区でも、ご家庭によって、抱える問題は多様です。また、同じ場所でも、訪れる時期によって、状況は変わってきます。ビタミン計画は、今後もプランター隊の活動を核に、現地の状況に即した、人のぬくもりが感じられるようなご支援を心がけたいと思います。

【第39弾・女川】お届け
もう1月も半ばになろうという時に、申し訳御座いません。現地から沢山の写真が郵送されてきましたので、ご報告させて頂きます。こちら、桐ケ崎地区仮設住宅へのお届けは、先月のクリスマスイブ。ビタミン計画からは、沢山のお野菜とライオン株式会社様からの衛生用品セットをプレゼントさせて頂きました。
出荷写真と明細はこちらをご覧下さい。(提供:道の駅・石神の丘様)

【物資支援について】
昨年から、ネット上でも様々な意見を見かけます。ビタミン計画でも、現地の協力団体やプランター隊の皆さんと頻繁に話し合う内容です。

◯ 調達は、現地で再開したお店からすべきでは?
概ねその通りだと思います。ただ、西日本などの遠隔地では、地元の人々やお店の協力を得る事で、被災地への関心を、今一度喚起するという効果もあると思います。後述する、村上の活動から学びました。

◯ 現地の人々の働こうという意志を奪ってしまうのではないか?
現地で、長期に渡って活動されている方も、難しい問題だと仰います。ご家庭によって事情も違うため、一律に「○○地区への物資支援は今月で終了」という訳にはいかない。また、物資のお届けには、「皆さんを、忘れてはいませんよ」というメッセージを伝える側面もある。

ビタミン計画としては、現時点で野菜支援不要と判断するのは、早急と考えます。引き続き、現地の協力団体からの助言やプランター隊の報告を元に、状況に合わせた支援に努めて参ります。

【広がる支援の輪】
先月は、ビタミン計画を通して、沢山のご支援が東北に届きました。上記の衛生用品のセットは、ライオン株式会社マーケティング部にお勤めの丸山からのお申し出です。女川気仙沼大槌と合わせて200個(!)も送って頂きました。どちらも一様に、
     「お店が遠いから、日用品はとても有難い」
     「これからの時期、雪道を運転するのは大変だから、本当に助かる」
と喜んで頂いております。丸山そしてスタッフの皆様、どうも有難う御座いました!

また、広島尾道からは、大量の無農薬ミカンとヒートテックの衣類をお送り頂きました。こちらも大変好評で、電話口からも仮設代表や奥さん方の熱気が伝わってきました。
     「こんな美味しいミカン食べたことないわ!」
     「風呂上り、ヒートテック一枚でいられるよー」
現地の皆さんは、最後には、必ず「いつかお礼しなくっちゃね」と仰います。支援する側で、お返しなど期待する人はいないと思いますが、早くそんな日が来るといいですね。
広島からは、10月以降、瀬戸内の鯛など継続的にご支援頂いております。村上檸檬、そして現地の皆様、本当に有難う御座いました!

-----------◇---------◇---------◇-----------

最後にお知らせです。さんが、道の駅・大谷海岸さんについて、前回の現地活動報告に補足のコメントを入れて下さっています。是非ご確認下さい。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
000【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
000twitter; @nana4_chick
000Facebook; http://www.facebook.com/VitaminTohoku
000Emai; meg.ezuka@gmail.com
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------